「プランB」は、いまだ五里霧中な状態なのですが、その第一候補となったものをまずは紹介します。
写真を見ていただくと分かるとおり、WM-D6の後継機であるWM-D6Cです。K先生はかつて記事の中で、D6Cのヘッドは音楽再生には使えないということで、D6用のヘッドを保守部品として入手し乗せ替えるように指摘されていました。
何と実は、これらD6C本体と未使用のヘッドは、LA4さんよりお譲りいただいたものなのです。貴重なものをお譲りいただいてもう本当に感謝以外のなにものでもありません。この場を借りて、改めてお礼申し上げます。m(_ _)m
ヘッドフォン用のボリュームにかなりのガリがありますが、その他動作等は完璧なものです。K先生はあのようにおっしゃいましたが、私の駄耳ではものすごく良い音で音楽再生されるという印象です(^^;なので、当初はこれにヘッドを乗せ替えるということでやろうかと思っていましたが、実際の現物を目の当たりにすると私には無理なような気がしてきました。ちゃんと動作しているものなので、これはこれでこのまま大事に動態保存しようかなと思っています。
悩んでても先に進まないので、基板(特に制御基板)の作成に間違いないのかどうか、ちゃんとモーター制御が掛かるのかどうか、写真のようにバラック配線で繋いでみました。ネット上でも殆どと云っていいほど、このカセットシステムのモーター制御に関することは出てきませんね。
緊張しながらバッテリーを接続、続いてモータードライブアンプのオフセット調整用半固定を少しずつ回してわざとオフセットを発生させるようにすると…
まっ、まっ、まっ 回ったーーーー!!!
おお、感動の瞬間ですね(^^;見た目のスピードを記憶している程度に大体で合わせておき、次に、制御基板の位相制御用半固定を少しずつ回すと、ある程度のところで「くぅ~」というような音が聞こえ出します。更に回すと更にその音も大きくなり回転スピードも速くなりました。
最終的には、オシロスコープで確認する必要はありますが、取りあえずの動作確認としては想定どおりとなったように思います。ちなみに、ジャンクなテスターでFG(ボルテージコンパレータ出力)を計測したところ、1.083KHzと計測されクロック生成側とドンピシャ同じとなりました。(1.0834KHz 4.75cm/s)
以前にも、TT制御アンプの時ターンテーブルが回った時は感激したものです。あの時は全てプリント基板によって作成して、ある意味動作が約束されているようなものだったわけですが、今回は一から製作したものなので感慨もひとしおです。
さて、ここまで来ましたので、どうしましょうかね…(^^;